白内障手術で用いる単焦点レンズ、多焦点レンズって何?
皆様、こんにちは!
最近見えづらい、白内障かな?どんな手術かな?と調べてみると、今度は目の中に入れるレンズの説明について書いており、どうしたらいいか悩まれる方も多いと思います。
その違いについて今日は説明したいと思います。
目の中に入れるレンズには大きく分けて
- 単焦点眼内レンズ
- 多焦点眼内レンズ
に分かれます。
それはどう違うの?
まずは単焦点眼内レンズですが
こちらは保険適用となります。上記の写真では遠方を見えるようにしてます。
遠くの方はよく見えてますが、手元は見えづらい状態なので術後老眼鏡が必要となります。また、逆て手元を見えるようにしたらば、術後は遠くを見るためのメガネが必ず必要となります
こちらはEDOFレンズと言って、遠くからパソコンぐらいの距離まで見えるレンズです。保険適用となります。
しかし、手元はぼやけるので術後老眼鏡は必要となります。
次に一般的な多少点眼内レンズに関してです。
こちらは写真のように遠くから手元まで見えるようになります。ただし術後光を見た時に、ぼんやりとした輪っかが見えたりぎらつく感じが出てしまい、夜間ドライバーの方や細かい事が気になる神経質な方には向きません。選定療養といって、手術は保険適用で、レンズの差額代が必要となります。(例えば、個室入院した時、個室ベッド代が別途かかる、と言ったイメージです)
こう言った副作用がより改善したレンズもございます。ただしそちらのレンズは完全自由診療となりますので気になる方はお尋ねください。
(画像参照:参天製薬)
多焦点眼内レンズは確かに遠くから手元まで見えたりとメリットはございますが、合う合わないがあるレンズです。夜間ドライバー、カメラマンや画家など色をくっきりと認識したい方、神経質な方、白内障以外に目の病気がある方は適応になりません。
また、見え方に慣れるのに時間を要したり、術後の光の見え方に違和感が出たり、色のコントラストが低下したりします。
ご希望の方はその辺も含めて一度詳しく説明していきます。
今日の一枚ですが
お腹をみせて甘えてくるにゃんこです。