運動を取り入れて緑内障の進行を遅らせましょう!
皆様こんにちは!
私の日々のルーティーンとして、1日の診療が終わるとジムでウェイトトレーニングを行い、その後ワンコと一緒に軽くジョギングを行うことが日課になっております。
元々特に運動が好き!とかではなく、30歳超えてトレーニングにハマり、その後屋久島登山に魅了されて、より楽しく登山を楽しむために体力作りを行うようになりました。
それもあり、大学院では身体活動と目の関連について研究して博士号を取るなど、趣味と仕事をドッキングさせてきました。
そこで本日のテーマは、運動は果たして緑内障にどう働くか?です。
2018年にMeierらが発表した研究結果によりますと、1週間で500 METs以上の運動をすることで、緑内障リスクが半減することがわかりました。
さて、METsって何?って思いますよね。
METs(Metabolic Equivalents) は、運動や活動中のエネルギー消費量を示す指標です。1 MET は安静時(座っている状態)のエネルギー消費量であり、これを基準にして他の活動と比較する際に便利な指標です。
例えば、軽いウォーキングなら3 MTEsなのですが、これは座ってゆっくりしてる時の3倍エネルギーを消費していると言うことです。
では1週間で500METはどうすれば達成できるでしょうか?
1日15分スクワットがこれにあたるのですが、正直辛いです。。。
週で150分以上の「中高強度身体活動」で達成できるのですが、これはどういったものかというと、少し速めのウォーキングや軽い運動です。7で割ると1日20分ほど少し速めの散歩を行うと達成できるのです。
どうしてもここ鹿行エリアは車社会のため、歩く機会が減るともいますが、ぜひまずは1日10分から始めて徐々に増やしてみてはいかがでしょうか?
また、他の研究結果からは、一日5000歩以上の歩行、もしくは1日あたり座ったままの時間を2時間半減らすことで緑内障の進行を10%遅らせること出来ることがわかりました。
ただし、過剰な筋力トレーニングや頭を下に向けるヨガは眼圧を上げてしまうのであまり推奨はされません。
緑内障が進行してくると段々視野もかけてきて視力も低下します。そうなると更に体を動かしたり出かけることが億劫になってしまって負のループに入ってしまいます。
ぜひ最初の一歩、始めてみませんか?
そんな今日の一枚は躍動感あふれる動きを見せるランです🎵