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かしま眼科 新着情報

緑内障に良い運動・注意すべき運動とは

皆様、こんにちは!

最近は雨ばっかりで普段ウォーキングやジョギングしてる方も中々行けなかったりかと思います。

だいぶ涼しくなって体を動かしやすい季節になって今だからこと、運動の大事さをと思い今日のテーマですが、緑内障と運動に関してです!

以前、当院のブログで「緑内障のための生活習慣」についてご紹介しましたが、今回はその中でも特にご質問の多い項目の一つ、「運動」についてもう少し詳しくお話ししたいと思います。緑内障の治療の基本は点眼薬などによる眼圧のコントロールですが、日々の運動習慣が、その管理に役立つ可能性が研究で示されています。

ウォーキングやジョギングのような有酸素運動を行っている最中は、眼圧が2.5~3mmHgほど低下することがわかっています。これは、運動によって房水(目の中を循環する水分)の排出経路である「シュレム管」が広がり、房水の流出が促進されるためではないかと考えられています。国内の研究でも、九州大学眼科の調査で運動の頻度や時間が長い人ほど眼圧が低い傾向にあったこと、広島大学眼科の研究で3ヶ月間有酸素運動を継続したグループの眼圧が低下したことが報告されています。

ただし、注意事項がございます!ここで知っておいていただきたいのが、広島大学の研究で示されたこととして、運動をやめてからわずか3週間ほどで眼圧が元の水準に戻ってしまったという結果です。つまり、運動による眼圧への好影響は、一時的に得たら終わりというものではなく、習慣として続けることで初めて意味を持つと考えられます。厚生労働省が目安として示す1日6000歩のウォーキングや、軽いジョギング・水泳・サイクリングなどを、無理のない範囲で継続することが大切です。持病や体力に不安がある方は、いきなり無理するのではなく、歩く歩数を少しずつ伸ばしていくのがいいかと思います。例えば今週は+5分歩こう、来週はさらに5分伸ばそうと言った感じですね。ただ持病がご心配の方は必ず主治医にどれぐらい運動していいか確認してからの方がいいです!

一方で、緑内障がある方に注意していただきたい運動もあります。

1つ目は、頭を心臓より下げる姿勢です。ヨガの逆立ちのポーズでは、眼圧が15mmHgから30mmHg程度にまで上昇するとの報告があり、前屈や頭を下げるポーズも同様に眼圧を一時的に上げる可能性があります。

2つ目は、息を止めて力む運動です。重量挙げなど、強い力を込める際に息を止めていきむ動作は、眼圧を急激に上昇させることがあります。筋力トレーニングを行う場合は、力を入れる瞬間に息を止めず、ゆっくり吐きながら行う、扱う重量を軽めにして回数を増やすといった工夫が有効です。

3つ目は、短距離走のような無酸素運動です。心拍数が急激に上がるタイプの運動は、有酸素運動とは異なり、眼圧への影響という点では推奨されていません。

しかし、すでにヨガや筋力トレーニングを習慣にされている方も、必ずしもすべてをやめる必要があるわけではありません。ヨガであれば、事前にインストラクターへ緑内障であることを伝え、逆立ちや頭を下げるポーズを避けたり、別のポーズに変えてもらったりすることができます。筋力トレーニングであれば、呼吸を止めない、重量を軽くして回数で負荷をかけるなど、種目や動作を見直すことで、無理なく続けられる場合があります。

運動はあくまで治療を補う生活習慣のひとつであり、点眼薬などによる治療の代わりになるものではありません。緑内障の進行度や他の持病によって適した運動量も異なります。運動を新しく始める際や、現在の運動を続けてよいか気になる際は、当院までお気軽にご相談ください。

 

Q. 運動をすれば緑内障は治りますか?
A. いいえ。運動は眼圧の管理に役立つ可能性がある生活習慣のひとつですが、点眼薬などによる治療の代わりにはなりません。治療は継続しながら、生活習慣として運動を取り入れることが大切です。

Q. どんな運動がおすすめですか?
A. ウォーキングや軽いジョギング、水泳、サイクリングなどの有酸素運動が良いとされています。厚生労働省の目安である1日6000歩程度のウォーキングも参考になります。

Q. ヨガをしているのですが、緑内障があってもできますか?
A. 逆立ちや頭を下げるポーズは眼圧を一時的に上げる可能性があるため注意が必要です。インストラクターに緑内障であることを伝え、該当するポーズを避ける、別のポーズに変えてもらうといった対応をおすすめします。

Q. 筋力トレーニングはしてはいけませんか?
A. 完全に禁止というわけではありませんが、力を込める際に息を止めていきむ動作は眼圧を急激に上げることがあります。息を吐きながら行う、重量を軽くして回数を増やすといった工夫をおすすめします。

Q. 運動をやめると効果はなくなりますか?
A. 研究では、運動をやめてから3週間ほどで眼圧が元の水準に戻ったと報告されています。効果を維持するには、無理のない範囲で運動を継続することが大切です。

 

さて、本日の1枚ですが、

朝起きたら絶妙なポーズで伸びてたニャンコです。

 

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