糖尿病と診断されたら必ず眼科へ!
こんにちは!
年末で外来も非常に忙しいですが、登山のための減量で糖質を抑えているためか、なかなか疲れが取れない今日この頃です。
私はどうもストイックな性格のためか、糖質を食べないと決めると、目標に達するまで、そのままぶっちぎるきらいがあります。しかし、反動でダイエット終了後、ものすごい量の米やバーガーを食べてしまいます、、、
年末年始と色々食べてしまいますよね。そこで糖尿病の値が悪くなったり、糖尿病と診断されたりする方も多いかと思います。
そこで今日は、糖尿と診断されたときにすべきことの一つとして、かかりつけの眼科を見つけて定期検査をしっかり受けることをここで強く訴えたいと思います!
糖尿病というのは、体の中にある、血糖を下げるホルモンであるインスリンの生産や利用がうまくいかなくなり、血糖値が上がる病気です。長期間血糖値があがりつづけると、心臓、腎臓、神経、網膜などにある血管に障害が起きてしまします。
特に目は糖尿病の三大合併症の一つです。
アメリカ疾患予防センターのしらべでは、糖尿病による失明は実は90%が予防可能であるという報告があります。多くの場合発見時には進行知って取り返しがつかない状態になってしまってます。つまり、早期発見が非常に重要です。
(なんと、糖尿病の60%の方が正しく診察を受けてないという調査報告があります)
では目にどういった影響が怒るのでしょうか。
① 網膜症。これは網膜の血管が障害を受けて、出血が起き、血管から漏出、さらに異常な新生血管が生じる状態です。
② 黄斑浮腫。網膜の中心の最も大事な部分に水が溜まって、視力が落ちてしまいます。治療しても視力障害が残ります。
③ 白内障。高血糖により白内障の進行が早くなってしまいます。手術が必要となりますが、血糖値があまりに高い場合、術後感染のリスクが上がり、すぐに手術できない場合があります。
④ 緑内障。糖尿病による新生血管が強く生じると、この血管が目の水の排水溝を詰まらせて、難治性の緑内障になり、失明に繋がります。
上記の合併症は、きちんと通院して進行する前に適切な治療を施すことで失明を防ぐことができます。
何も症状ないし、通院だるいなー、と思わず、将来のために必ず通院しましょう!