緑内障に対して気をつけれること〜食事編〜
皆様こんにちは!
秋ってほんといい季節ですね。最近は夏がずっと続いていきなり冬な感じでしたが、ここ最近本当にいい気候が続いて、犬にとっても人にとっても嬉しいことこの上ないです。
さて今日ですが、「高血圧はお薬の前にまずは食事からって言われるけど、食事で緑内障は治るの?食事で眼圧は下げれないの?」と聞かれることがあります。
残念ながら、食事だけで治すことはできません。
けれど、毎日の食生活が視神経の健康を支える助けになることは、最近の研究でも少しずつ分かってきました。
今回は、「目にやさしい食事」の考え方を、分かりやすくまとめてご紹介します。
なぜ食事が関係するの?
緑内障は、眼圧が高くなることだけが原因ではありません。
視神経がダメージを受ける背景には、次のような体全体の要因が関係しています。
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血流の滞り
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酸化ストレス(細胞の“サビ”のような現象)
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炎症や代謝の乱れ
つまり、「目の健康は全身の健康とつながっている」ということです。
そのため、バランスのとれた食事が、視神経を守る「土台づくり」になります。
目を守る栄養と食べ物
1️⃣ 緑黄色野菜・葉物野菜
ほうれん草、小松菜、ブロッコリーなどには
「ルテイン」「ゼアキサンチン」という抗酸化成分が多く含まれています。
これらは、光や酸化によるダメージを防ぎます。
研究では、葉物野菜をよく食べる人は緑内障の発症リスクが低いという報告もあります。
2️⃣ 魚(特に青魚)
サバ・イワシ・サンマなどのオメガ3脂肪酸(EPA・DHA)は、
血管をしなやかに保ち、目の血流を助ける働きがあると考えられています。
3️⃣ カラフルな果物やナッツ
ブルーベリー、いちご、アーモンド、くるみなどには、
ポリフェノールやビタミンEが豊富で、酸化ストレスを抑える作用があります。
4️⃣ ビタミンB群(B6・B12・葉酸など)
神経の健康を保つために欠かせない栄養素です。
豆類、レバー、卵、葉物野菜などに多く含まれます。
注意したいポイント
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塩分の摂りすぎ → 血圧上昇や血流悪化につながるため、減塩を意識。
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カフェインの摂りすぎ → 一時的に眼圧が上がることがあるので、コーヒー・エナジードリンクはほどほどに。
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サプリメントの過信 → 過剰摂取は体に負担。使うときは必ず主治医に相談を。
今日からできる「目にやさしい食生活」
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毎食に野菜を入れる(特に葉物を意識)
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魚を週2〜3回
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果物は1日1〜2皿を目安に
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ナッツをおやつ代わりにひと握り
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塩分を控えめに(1日6g未満が目標)
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水分をしっかり取る(脱水を防ぐ)
💬 よくある質問(Q&A)
Q1. コーヒーは飲んでも大丈夫ですか?
はい、1〜2杯程度なら問題ありません。
ただし、一度にたくさん飲むと眼圧が一時的に上がることがあるため、
1回の量を控えめにするのがおすすめです。
Q2. お酒はどうですか?
少量の飲酒(1日1合程度まで)であれば大きな問題はありませんが、
飲みすぎると血圧や脱水の影響で目の血流に悪影響を及ぼすことがあります。
「ほどほど」を心がけましょう。
Q3. サプリメントでビタミンやルテインをとった方がいい?
食事から十分にとれていれば、サプリは必ずしも必要ありません。
もし使う場合は、眼科医や主治医に相談してください。
他の薬との相互作用や過剰摂取に注意が必要です。
Q4. ダイエットや断食は緑内障に影響しますか?
極端な食事制限は体調を崩し、血流にも悪影響を与えることがあります。
急激なダイエットは避け、バランス重視の食事を継続することが大切です。
Q5. どんな食事が理想ですか?
「和食」や「地中海食」のように、
野菜・魚・豆類・オリーブ油などを中心とした食事が理想的です。
“いろいろな色の食材をバランスよく”を意識しましょう。
まとめ
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食事は**緑内障の進行を遅らせる“サポート”**になる
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葉物野菜・青魚・果物・ナッツなどを積極的に
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塩分・カフェイン・サプリの摂りすぎに注意
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「バランス」と「継続」がいちばん大事
さて今日の一枚ですが、
姉弟の過ごし方、です🎶
