新しい機械、OCTアンギオ導入!
皆様こんにちは!
うちは犬と猫が毎日追いかけっこしてる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
古い英語の言い回しで雨が激しく降ることをit rains cats and dogsと言いますが、確かに猫と犬のじゃれあい、追いかけっこは中々に激しいですね。
さて今日は先日からうちで大活躍中のOCTアンギオ、光干渉断層血管撮影と呼ばれるものについてのお話です。
OCTアンギオでわかること
― 目の中の“血の流れ”を可視化する最新検査 ―
眼の病気を早期に見つけるために欠かせない検査のひとつが「OCT(光干渉断層計)」です。これまでもOCTを用いた検査、診断は行ってきました。
最近では、さらに進化した 「OCTアンギオ(OCTA)」 という検査が登場しています。
これは、従来のOCTでは見えなかった目の中の血流まで調べられる検査です。
OCTアンギオとは?
OCTアンギオは、「Optical Coherence Tomography Angiography(光干渉断層血管撮影)」の略で、
造影剤を使わずに網膜や脈絡膜の血管の流れを可視化する技術です。
従来、目の中の血流を観察するには、腕から造影剤を注射して血流を撮影していましたが、造影剤を用いると副作用でアナフィラキシーショックが起きることがあり、総合病院で緊急対応できないと中々検査は行えませんでした。
今回のOCTアンギオでは注射の必要がありません。短時間で、体に負担の少ない検査ができるのが大きな特徴です。これはなぜかと言いますと、血管の中には赤血球と呼ばれる赤い血液の細胞が酸素を運んでくれています。この赤血球の動きを可視化しているのがOCTアンギオです。

(画像参照:TOPCON社ホームページ)
OCTアンギオで“わかること”
OCTアンギオでは、次のような情報を得ることができます。
① 網膜や黄斑部の血流状態
→ 網膜の中を流れる毛細血管の血流が、健康かどうかを確認できます。
血流が途絶えている部分(無灌流領域)や、新しい異常血管(新生血管)がないかをチェックします。
② 緑内障による血流低下
→ 緑内障では、視神経まわりの血流が減ることが知られています。
OCTアンギオを使うと、視神経乳頭周囲の血流量の低下を可視化でき、
早期発見・経過観察に役立ちます。
③ 加齢黄斑変性(AMD)の新生血管
→ 網膜の奥に異常な血管が生える「加齢黄斑変性」では、
OCTアンギオによって新生血管の有無や広がりを確認できます。
造影剤を使わずにここまで見えるのは、OCTAならではの利点です。
④ 糖尿病網膜症の血管変化
→ 血管が詰まっていたり、細くなったりする様子が明確にわかります。
病気の重症度を客観的に把握できるため、治療のタイミング判断にも有用です。
OCTアンギオは「血の流れを見る」検査とイメージすると分かりやすいです。
どんな病気の診断に役立つの?
OCTアンギオは、次のような病気の診断や経過観察に特に有用です。
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加齢黄斑変性(AMD)
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糖尿病網膜症
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網膜静脈閉塞症
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中心性漿液性網脈絡膜症
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緑内障
これらの疾患では、構造(形)だけでなく血流の異常を同時に把握できることで、
より正確な診断と治療判断が可能になります。
Q&Aコーナー
Q. 痛みはありますか?
A. ありません。まぶしい光を数秒見るだけで、注射もありません。
Q. 検査時間はどれくらい?
A. 両眼で数分程度です。点眼や休憩を挟む必要もありません。ただし、数分間目を動かさずに撮影するので少し大変だと感じる方が多いです。
Q. どんな人が受けたほうがいい?
A. 糖尿病・高血圧・加齢黄斑変性・緑内障の既往がある方、または視力の低下や歪みを感じる方には特に有用です。
まとめ
OCTアンギオは、「見た目では分からない血流の異常」を可視化できる最新検査です。
これにより、従来よりも早く・正確に・安全に眼の病気を見つけることが可能になりました。
当院では、OCTアンギオを含む精密検査を行い、患者さん一人ひとりに合わせた診断と治療を行っています。
気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。
では今日の更なる一枚ですが、
追いかけられて、絶妙にいい表情をするにゃんこです。
