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小児近視進行抑制薬、リジュセアミニ点眼について

[2025.04.08]

皆様こんにちは!

今日はいよいよ今月発売になる小児近視進行抑制薬である、リジュセアミニ点眼に関してです。

小児の近視は目の長さが伸びることで進行していきます。

日本における近視患者は年々増加しており、令和5年において裸眼で1.0未満はなんと小学生の37%、中学生の61%、高校生の68%であることが分かってます。

また2050年には世界人口の49.8%が近視、世界人口の 9.8%が強度近視になるという予測も出ております。

遺伝的素因に加えて、普段物を見る姿勢、野外での活動時間(休み時間外で過ごす時間が長い方が進行しにくい)、パソコンやタブレット、スマートホンを見る時間など様々な環境因子が関わることで進行していきます。

リジュセアミニは目の奥に作用して、目の長さが伸びるのを抑える作用があります。

近視は緑内障、網膜剥離、黄斑症など様々な目の疾患の原因になります。そう言った将来の近視による目の合併症を

これまではマイオピン点眼というものが海外から輸入で販売されておりましたが、リジュセアは日本製で唯一の製品となります。

近視進行効果に関してはこれまでシンガポールなどで多くの研究報告があり、今回のリジュセアミニも5~15歳を対象としたOrange Studyという研究で効果が示されました。

リジュセアミニと同じ濃度の薬品での過去の研究では、近視の進行を60%軽減させる事が可能と分かっております。しかし、点眼を止めると成長に従って再度近視の進行が早まってしまいます。

副作用について

およそ10%の方に羞明(眩しさ)が生じると言われております。これは薬品の成分が瞳孔を拡大させることによる物です。就寝前に点眼すればほとんどの場合、朝には元に戻ります。

稀な合併症に頭痛や目の周りの湿疹などが生じます。その場合中止することもございます。

用法容量について

一回一滴、1日一回就寝前に点眼をします。

効果ない人もいるのか?

残念ながら、効果が出にくい方はいます。平均して60%の近視進行抑制できておりますが、一部効きづらい方はおりますし、環境因子の影響もあります。

視力は回復する?

あくまで近視の進行を抑える薬です。ですので視力回復はできません。一度伸びた眼軸が縮むことはないためです。

しかし中には改善したと感じられる方もおりますが、これは元々調節緊張があり、薬によって改善したものと考えられます。

治療期間は?

研究では5歳から15歳を対象にした研究となっておりますので、その間の点眼は効果を期待できます。

しかし15歳以上でも近視の進行はありますの、点眼は続ける事ができます。ただしその年代でのデータは十分にはまだございません。

保険は効くの?

残念ながら保険適応外の治療となります。

ですので流れとしては

1:初診で一度保険診療でかかっていただき、適応を判断します。

2:自由診療にて治療前のデータ(屈折値、目の長さ)の測定、診察を行い、1ヶ月分のお薬をお渡しします。

  薬剤費(およそ5000~5500円)+自由診療費4500円

3:1ヶ月後の目の検査を行い、継続可能か判断し、可能な場合、2ヶ月分のお薬をお渡しします。

  薬剤費(およそ1万〜11000円)+自由診療費3300円

4:前回から2ヶ月後の検査を行い、継続の場合3ヶ月分のお薬をお渡しします。

  薬剤費(およそ15000円〜16500円)+自由診療費3300円

となります。薬価が決まり次第、最終決定の値段に修正します。

正直国内承認降りたので保険診療で処方可能と期待してましたが、厚生労働省が認めてくれませんでした。。。

 

さて、本日の一枚ですが

ソファに隠れるにゃんこです。成長が早く、そろそろ潜り込めなくなってきてる今日この頃です。

 

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