マイクロフックを用いた緑内障手術について
皆様こんにちは!
今日から前回のブログで書いた緑内障手術3種類に関して一つずつ詳しく解説してまいりたいと思います。
まず本日はマイクロフックを用いた緑内障手術、線維柱帯切開術に関してです。
目の構造ですが、次の画像をご覧ください
目の中には房水と呼ばれる液体が詰まっております。
上の図の毛様体と呼ばれる部分から房水が作られます。(台所のシンクで言う、蛇口です。この蛇口は24時間365日開いてます)
作られた防水は隅角と呼ばれる部分に流れていきます。(台所のシンクで言う、排水溝です。)
この隅角は線維柱帯と呼ばれる網目構造→シュレム管→集合管→房水静脈と続いて血液の中に吸収されて行きます。
この線維柱帯は下図のように網目構造になっています。

ここの網目構造を広げてあげることで水の通りを改善し、眼圧が下がると言う流れとなります。
図の銀色の器具を用いて広げて行きます。
こちらの手術の適応ですが
原発開放隅角緑内障、白内障による視力低下を伴う緑内障、閉塞隅角緑内障、落屑緑内障、ステロイド緑内障など、幅広い緑内障が適応となります。
一部適応とならない方もいますので、診察しての判断となります。
術後軽い出血が必ず起きます。ですので一時的に霞んだり、眼圧が上がりますが、数日で治りますのでご安心ください。
費用ですが、こちらの手術のみの場合
片眼で1割負担で約14500円、2割の場合上限の18000円、3割の場合約43500円となります。
白内障手術と同時の場合、片眼で1割、2割の方は上限の18000円、3割の方は約8万円ほどかかります。
次回以降、他の緑内障手術に関しても解説してまいります。
では今日の一枚ですが
飼い主がいても自由なにゃんこと、何かを期待するワンコです。
