その飛蚊症、大丈夫??
皆様こんにちは!
暑い、、、本当に暑い日々です。こんな暑い中にもかかわらず当院に来ていただいて感謝でいっぱいの今日この頃です。
うちの子も散歩中この通り、歩かないという強い意志を感じます。さすが柴犬。
さて、今日は飛蚊症に関してです。
よく虫が飛んでるのかと思ったら何もなかった、何かアメーバやゾウリムシのようなものが浮かんでるとお気づきの方はいないでしょうか。
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こちらは飛蚊症と呼ばれる症状です。その原因としては
後部硝子体剥離(加齢によって起きるものです)
網膜裂孔、網膜剥離
硝子体混濁、硝子体出血
など、基本目の奥の硝子体と呼ばれるところに何か浮かんでいることが原因です。
後部硝子体剥離は加齢に伴うものであり、60歳超えたあたりで出現してきます。高齢者で急な飛蚊症が起きた方のほとんどはこちらになります。基本問題ありませんが、この後部硝子体剥離が原因となって次にまとめる網膜裂孔が生じることがあるので、必ず検査した方がいいです。

網膜裂孔は目の奥の網膜に穴があくことです。原因の多くは先ほど挙げた後部硝子体剥離によるもので、他にも生まれつき網膜に弱い部分がある網膜格子状変性、外傷、目の手術後の合併症、強度近視などがあります。こういったものが原因で網膜に穴が空き、放置していると裂孔原生網膜剥離と呼ばれる状態となり、一気にものが見えなくなってしまいます。
網膜裂孔と呼ばれる穴が出てているうちに急いで治療することで網膜剥離への進行を抑えることが期待できます。網膜剥離は1万人に1人起きるという調査結果があります。網膜裂孔の疫学調査はないのですが、多くは事前に眼科病院やクリニックにて治療して進行を抑えていることを考えると、網膜剥離よりずっと多いと考えられます。
続いて硝子体混濁、硝子体出血ですが、こちらは目の中に炎症が起きて炎症の細胞が舞っていたり、目の中の血管が切れて墨汁を垂らしたような症状が出た後見えづらくなったり虫が飛んでるようなものが見えたりします。
目の中の炎症としてはぶどう膜炎と呼ばれるもので、視力障害になる恐れもあるので早急に検査して治療が必要となります。
硝子体出血は原因が様々です。例えば最初にあげた後部硝子体剥離と呼ばれる加齢変化に伴って血管が切れてしまう場合があります。他にも糖尿病のせいで目の中の血管が痛んで出血する場合もあります。さらに高血圧などが原因として起きる網膜静脈閉塞と呼ばれる疾患でも出血が起きてきます。また、網膜に穴が空くときに、一気に血管もちぎれて出血することがあります。ですので出血の原因いかんによっては早急な治療を要するケースがございます
多くの場合問題ないのですが、危険な疾患なことがございます。
飛蚊症が急に生じた場合、なるべく早めに受診するようにしましょう。
また、飛蚊症の検査は瞳孔を開く散瞳検査が必要となります。ですので検査後4~5時間はとても眩しくなるため車が運転できません。ご家族様やご友人様の運転でお越しいただくか、運転できる方がいない場合、一度来ていただいて当院の無料送迎のご案内いたします。
今日の一枚は、ダレるにゃんこです。
