潜入ルポその1
皆様こんにちは!
暑い、暑すぎます。皆様水分はしっかり摂ってますでしょうか。
さて、今日は潜入ルポライターとしてとある整体に潜入して来たのでその結果をお伝えします。
そもそも何それ?と読んで思った方がほとんどかと思います。
実は眼科医会の方から会員全員に、最近視力を回復する、目の病気を治せると謳った整体があり、医師法に触れてる可能性があるとのことで、その情報があれば共有してほしいと連絡がありました。
それを読んだ時、そういえば半年ほど前にインスタグラムの広告で流れてきて、何この怪しい店と思った記憶が蘇り、早速調べてこれは潜入捜査しかなと、行って来ました。
顧問弁護士とも相談したところ、その店の名前や担当者、場所、店舗などはあげなければ大丈夫!とのことでしたので、
具体的にどの店かはここでは書けないのですが、全国に展開している店で茨城にも店舗があります。
ホームページには価格が載ってなかったので予約サイトに行ったところ、
「眼筋筋膜◯◯◯◯」1万が初回5000円弱とのこと。
まず眼科医的にはここツッコミどころです。眼筋って何?おそらくは眼輪筋という目を閉じるための筋肉のことを言ってるのかと思うけど、これって何?です。
早速予約(簡単に取れました、ここ重要、全然空いてたので簡単に取れました)し、次の日行って来ました。
普通の狭い雑居ビルの1室で狭い空間です。
入ったところにすでに怪しいものが置いててびっくり。
読書用、パソコン用、外斜位の方にプリズムを入れた◯◯(店の名前)レンズ、35000円!
値段にびっくりし、さらにプリズムレンズというのは眼科で視能訓練士が正しく目の位置のずれを測定して、医師が処方箋を発行して作るのですが、いったいなんなんでしょう、これ。
(このメガネに気づいたきっかけはルポシリーズ2で書いてるので、是非読んでみてください)
そうこうしてるうちに施術室に呼ばれたので、私は医学知識の全くない一般会社員と自分に言い聞かせてのぞみました。
まず色々問診して行って、ドライアイの検査をしま症と。
「時間を測るので瞬きを我慢してください」と言われ、瞬きを我慢し、11秒で痛くなったので瞬きしたら
「11秒ですね、、、はい、〜さんはドライアイです」
はい、ここでツッコミどころ。
ドライアイ診断基準は2016年に
「BUT5秒以下かつ自覚症状(眼不快感または視機能異常)を有する」とされてます。
BUTというのは涙に染色液をつけて、瞬きを我慢し、涙が蒸発するまでの時間です。
つまり、診断基準でもなんでもないのです。
さらに、「〜さんはドライアイです」の一言、これかなりアウトな一言なんです。
医師法17条に定められてるのですが、医師免許を持たない者が、反復継続して「医業(診断や治療など)」を行うことは禁止されています。つまり、医師以外の者が医学的な診断を下すことはできません。皆さんも看護師さんに病気のことや症状を相談したことあると思うのですが、看護師さんが診断を伝えることはまず無いですよね。〜とも考えられるけど、まずは先生に確認しましょうね。と言われてるはずです。つまりここで私にドライアイという診断をつけていいのは医師だけなので、この一言、思いっきり医師法違反なんです。
内心そんなことを思いながら、無知なふりして、
「え、ドライアイってよく聞くのですが、原因ってなんなんですか?」
と聞いたところ
「目って空気を吸収してるんです。空気が吸収できなくなったらドライアイです。」
思わず笑いそうになりました。グッと堪えて、それじゃ目薬とかしないとですかね、と尋ねると
「市販薬や眼科で出される薬をつけると、体は涙を作らなくていいと感じて余計涙が減るからやめてください。眼筋をしっかり緩めることで治ります」
はい、ツッコミどころ置いておいてここでもアウト。
医師以外が治療ダメなんですってば。
さらに、点眼で涙出なくなるとかとんでも理論。
実はこれ、ホルモンの内分泌のメカニズムであるネガティブフィードバックなのです。
涙というのは外に分泌されてるので、外分泌と言います。
それに対してホルモン(甲状腺ホルモン、インスリン、副腎皮質ホルモン、etc etc,,,)は作られたものが血中分泌されるので内分泌と言います。ホルモンは体内の量が多くなるとネガティブフィードバックが働いて、作る量を減らす信号が出て生産量を調整する機能があります。
まっったく別。
もうここまででいろんな嘘や禁忌だらけでお腹いっぱいなのですが、まだまだ問診途中。開始20分も経ってません。
今日はこれぐらいにしてまた次回続きを報告します。
皆様、くれぐれも怪しい情報に騙されませんように、、、、
今日の一枚ですが、ボチャっと潰れたわんこです。


